インタビュー

【教えてくれるのはこんな先生】第1弾 眞田先生

A子
眞田先生、今日はありがとうございます!先生にお話を聞けるのを楽しみにしてました!
先生
はい、こちらこそよろしくお願いします。

歯科衛生士になろうと思ったきっかけ

A子
早速ですが、先生が歯科衛生士になったきっかけって何だったんですか?
先生
きっかけですか。実は、もともと歯科衛生士になろうと思っていなかったんです。
A子
ええっ!?じゃあ何がきっかけで?
先生
はい。最初は保健室の先生、いわゆる養護教諭になりたかったんです。でも、当時は養護教諭の需要が少なくて「就職が難しいよ」と言われて断念しました。次は放射線技師も考えたんですが、女性には危険だという当時の固定観念があって、また別の道を探すことに。
A子
そんな時代だったんですね…。
先生
うん。それで、「誰も知らない職業がいいな」と思って見つけたのが歯科衛生士でした。
A子
それで選んだんですね!「誰も知らない」って発想が、すでに個性全開です(笑)。

専門学校での苦労と学び

A子
専門学校に入ってみて、どんな感じでした?最初から楽しかったですか?
先生
入学後すぐ、勉強の厳しさに驚きました。朝から夕方まで授業や実習がびっしり詰まっていて、寮生活も含めて大変でした。
A子
うわぁ…学校の寮ってそんな感じなんですね。
先生
でも、同じ寮の友達とは本当に仲良くなりましたね。みんなも辛いから結束が強くなって(笑)。今でもその時の友達と会うし、支え合って頑張ったのが大きかったかな。

初めての職場とそこからの転機

A子
卒業後の最初の職場ってどんなところでした?
先生
新宿の自費診療専門の歯科医院で働きました。治療も技術もハイレベルで、接遇にも厳しかったので、精神的には大変でしたね。
A子
自費診療専門って、めっちゃセレブなお客さん多そう!
先生
うん、そうだね。だからこそプレッシャーもすごかった。でも、そこで学べたことは今でも活きてますね。
A子
なるほど~。でも先生、その後ジャズピアノの留学をされたんですよね?めちゃくちゃ意外です!
先生
はい。ジャズピアノを学ぶためにアメリカへ行きました。歯科衛生士の仕事が忙しすぎて「何か自分の楽しみを持たなきゃ」と思って。それで始めたのがジャズピアノ。でも、留学中に手を痛めてしまい、最終的には音楽の道を断念してまた歯科に戻りました。
A子
それでまた歯科衛生士に戻られたんですね。

教育者としての挑戦

A子
今は教育者としても活躍されていますよね。そのきっかけって?
先生
臨床20年を迎えた頃、後輩に「この先もずっと同じ仕事でいいの?」と問われたことが大きかったですね。教育に挑戦してみようと思い立ちました。
A子
確かに、それを言われると考えちゃいますね。教育者として、どんなことにやりがいを感じますか?
先生
学生たちが成長していく姿を見ることです。生活面やメンタル面の相談に乗ることも多く、その一助になれることが嬉しいですね。

先生のプライベートも少しだけ

A子
今後、挑戦してみたいことや目標はありますか?
先生
実は現在、心理学を学び直しています。今後は学生や患者さんのメンタル面にも寄り添える歯科衛生士の教育を推進していきたいです。また、日本酒の利き酒師の資格を取りたいとも思っています(笑)。
A子
えっ、日本酒!?おしゃれな趣味ですね!
先生
歯ブラシも好きだけど、日本酒も好きで(笑)。
A子
ええ~!歯科衛生士×利き酒師ってすごい掛け合わせですね(笑)。

歯科衛生士を目指す方へ

A子
先生の話を聞いて、歯科衛生士って奥深い仕事だなって思いました!最後に、私たち学生へのメッセージをお願いします!
先生
皆さんがどんな経験をしても、それは必ず人生の糧になります。時には辛いこともありますが、前向きに挑戦し続けてください。そして、笑顔を忘れずに!
A子
ありがとうございました!先生の笑顔とパワーに勇気をもらいました!