【教えてくれるのはこんな先生】第5弾 竹元先生
こんにちは!今日は、竹元先生にインタビューをさせていただきました。普段の授業では聞けない学生時代の話や、キャリアのこと、そして日々の暮らしまでたっぷりお話していただいたので、みなさんにもシェアしたいと思います!先生の飾らないリアルな経験から、私たちが学べることがたくさんありましたよ。
先生のルーツと学生時代
- A子
- 先生、今日はよろしくお願いします!まずは先生のご出身や、どんな学生時代を過ごされたのか教えてください。
- 先生
- こちらこそよろしくね!私は千葉県千葉市出身で、姉が一人います。小さい頃から数学が好きで、高校では理系コースを選んでいました。でも、歯科衛生士になろうと思ったのは高校3年生の時だね。
- A子
- 高校3年生!? 結構遅めの決断ですね。きっかけは何だったんですか?
- 先生
- そうなの。実は姉の影響が大きかったのよ。姉は臨床検査技師をやっていて、進路に迷っていた私に『歯科衛生士はどう?』って勧めてくれたのが始まり。でもその時は、歯科衛生士がどんな仕事をするのか、正直全然知らなかったの。ただ、なんとなく良さそうだなって。
- A子
- え、そんな軽い感じだったんですね!そこから学校を探し始めたんですか?
- 先生
- うん、でも“ふわっと”探してた感じ(笑)。あまり深く考えずに学校を選んで、正直、入学してから『人体解剖とかもやるんだ!?』ってびっくりしたくらい。でも、学んでいくうちに『これって患者さんのためになるんだ』って実感できるようになったんだよね。

専門学校時代の苦労と楽しかったこと
- A子
- 専門学校生活って楽しいこともあれば大変なこともありますよね。どんな学生生活でした?
- 先生
- 入ったからにはやるしかない、って感じで頑張ってたよ。やっぱり基礎科目が苦しかったね。微生物学とか組織学みたいな臨床に直接つながらない科目が苦手で…。
- A子
- わかります!私もそのあたり苦手です…。どうやって乗り越えたんですか?
- 先生
- もうひたすら勉強するしかなかったよ(笑)。友達とファミレスに集まって勉強会したり、先輩から過去問を借りたりね。でも、一番支えになったのは友達。みんなで一緒に頑張る雰囲気があったからこそ乗り越えられたかな。
- A子
- 逆に得意だったことは何ですか?
- 先生
- 患者さんと話したり、ブラッシング指導したりするのが好きだったな。あとは診療補助も得意だったよ。先生の次の動きを予測して器具を渡せた時の達成感がたまらなくて。数学が好きだから、頭の中で手順を整理するのが楽しかったんだと思う。
国家試験と初めての就職
- A子
- 国家試験ってやっぱりプレッシャーが大きかったですか?
- 先生
- めちゃくちゃ大きかったよ!私が試験を受けた年は大雪で、全員ホテルに泊まって準備したんだけど、周りは「前日に飲もう!」って盛り上がってて(笑)。でも、私はそういうのに手を出すと絶対バチが当たるって思って、早く寝たの。
- A子
- えらい!その真面目さが合格につながったんですね。就職はどうでした?
- 先生
- 最初は近所のクリニックに自分で決めて入ったんだけど、3週間で辞めちゃったんだよね。仕事内容や職場の雰囲気が合わなくて…。その後、母校の先生に相談して、卒業生が働いているクリニックを紹介してもらったんだけど、そこでは6年も続けられたよ。
- A子
- 最初は失敗しちゃうこともあるんですね。
- 先生
- そうそう。若いとつい「自分で決められる!」って思っちゃうけど、初めての就職は本当に慎重になった方がいい。先生や先輩に相談するのが絶対おすすめ!
訪問診療との出会いと新しい挑戦
- A子
- 訪問診療も経験されたんですよね。どんな感じでした?
- 先生
- 最初は「難しそう」って思ったけど、やってみたらすごく楽しかった!患者さん一人ひとりとじっくり向き合えるし、高齢者の方に喜んでもらえるとやりがいを感じたね。それまで自分が得意だと思っていなかったことでも、挑戦してみると楽しいって思えることがあるんだなって気づいたよ。
- A子
- その経験が先生のキャリアにどんな影響を与えましたか?
- 先生
- 歯科衛生士の仕事って、ただ診療補助や保健指導をするだけじゃなくて、いろんな可能性があるんだなって思った。それが教育に興味を持つきっかけにもなったんだよね。
教育者としてのやりがい
- A子
- 教育の道に進まれたきっかけは何ですか?
- 先生
- 訪問診療やイベント企画なんかで新しいことに挑戦するのが楽しくて、「次は教育にも挑戦してみたい」って思ったんだよね。最初は非常勤講師として働いて、徐々に教育の面白さにハマっていった感じ。
- A子
- 教える楽しさってどんなところですか?
- 先生
- 学生たちが成長する姿を間近で見られるところだね。特に、苦手な科目を克服したり、自信を持てるようになったりする瞬間を見るとすごく嬉しい。あと、学生と一緒にいると自分も若返った気分になれるよ(笑)。
家庭との両立とプライベート
- A子
- 先生は家庭との両立もされていますよね。どんなふうにバランスを取っていますか?
- 先生
- 正直、忙しい時期もあったけど、家族の協力に支えられてるかな。今は子どもが高校生と大学生で少し手が離れてきたから、家族みんなで出かける時間を大事にしてるよ。
- A子
- どんなところに出かけるんですか?
- 先生
- 都内や横浜に車で行くことが多いかな。あと、主人の実家が宮崎だから年に数回は旅行もするよ。最近は福岡経由で宮崎に行ってきたんだけど、美味しいものを食べ歩くのが楽しみだったね。

これから歯科衛生士を目指すみんなへ
- A子
- 最後に、これから歯科衛生士を目指す私たちにメッセージをお願いします!
- 先生
- 最初は分からないことだらけだと思うけど、諦めずに続けることが大事。勉強が苦手でも、周りの仲間や先生に助けを求めてみて。歯科衛生士の仕事は患者さんの笑顔につながる素敵な仕事だから、自分を信じて進んでね!
- A子
- 先生、今日はたくさんのお話をありがとうございました!私も先生みたいに、患者さんに寄り添える歯科衛生士を目指して頑張ります!

インタビューを終えて
先生の話を聞いて、歯科衛生士の仕事にはたくさんの可能性があることを改めて感じました。失敗も経験の一部だし、新しいことに挑戦することで道が開けるんだなって勇気をもらえました。これから私も頑張って、いつか「こんな経験があったよ」って胸を張って語れるようになりたいです!