- A子
- 先生、お時間いただいてありがとうございます!早速ですが、先生のご出身はどちらですか?
- 先生
- 静岡県の清水市です。今は静岡市清水区になっちゃいましたけどね。
- A子
- おお、清水といえばサッカーが有名ですよね!先生もやっぱり?
- 先生
- そう。幼稚園の時からずっとサッカー漬けでしたね。清水FC、今でいうJリーグのジュニアチームに入ってたんですよ。
- A子
- やっぱり!清水の人ってみんなサッカーやってるイメージあります。同級生に有名選手とかいました?
- 先生
- いますよ!小野伸二選手、高原直泰選手、平川忠亮選手とかが同じ学年で、試合で戦ったりしてましたね。
- A子
- ゴールデンエイジじゃないですか!それなのに、なんでプロを目指さずに歯医者を目指したんですか?
- 先生
- 中学の時に歯医者さんによく通ってて、その先生がめちゃくちゃかっこよかったんですよね。治療が早くて、痛いのをすぐ治してくれて。ああ、こういう人になりたいなって思ったんです。
- A子
- サッカー辞めちゃうの、もったいななかったですよね。
- 先生
- でも中学で、小野選手や高原選手と比べたら「無理だな」って思っちゃって(笑)。それで高校ではサッカーをやめて勉強一本に切り替えました。
清水から松戸へ。ひとり暮らしスタート!
- A子
- 高校卒業後は歯学部ですよね?大学生活はどんな感じでした?
- 先生
- 清水から松戸(日本大学松戸歯学部)に来て、最初は一人暮らしが楽しかったんですけど、すぐにアメフト部に勧誘されて。
- A子
- サッカーじゃなくてアメフト?何があったんですか(笑)?
- 先生
- 部活の先輩たちがとにかく親切で、「おいしいご飯連れてくよ」とか言われてついて行ったら、気がついたら入部してました(笑)。アメフトってキツいけど、めちゃくちゃ楽しかったですよ。あの経験が今の自分を作ったなって思います。
- A子
- 大学の勉強とアメフト、両立するの大変そうですね。
- 先生
- めちゃくちゃハードでしたよ!練習は週4〜5、授業は朝から夕方まで。それでも何とかやりきりました。あの頃の夏合宿が人生で一番キツかったですね。
海上自衛隊での経験が活きる今
- A子
- それで大学卒業後にいきなり海上自衛隊に入られるんですよね?珍しいですよね。
- 先生
- そう、アメフト部の先輩が自衛隊にいた縁で。「歯科医としてもっと幅広い経験ができるよ」って言われて興味が湧いたんです。入ってみたら、一般診療だけじゃなくて、全身麻酔や口腔外科の研修もできるし、船に乗って世界一周するチャンスもありました。
- A子
- 世界一周ってどんな感じだったんですか?
- 先生
- すごく貴重な経験でしたね。護衛艦に乗って半年かけて、アメリカ、イタリア、エジプト、あとパナマ運河やスエズ運河も通ったり。現地の海軍とサッカーで交流もして楽しかったですよ。
- A子
- サッカー、そこで役立ってる(笑)。
- 先生
- ほんとそう(笑)。さらに、東日本大震災の時には被災地で診療活動もしました。そういう経験が、今の診療や教育にすごく活きています。
遠洋練習航海航路概要
艦艇の歯科室
歯科衛生士学校で学生と向き合う
- A子
- その後、自衛隊を辞めて今の仕事を始められたんですね。どうして歯科衛生士学校の先生になろうと思ったんですか?
- 先生
- 最初はAOI国際病院で歯科口腔外科を立ち上げてたんですけど、理事長先生から「歯科衛生士学校を作るから校長をやってください」って頼まれたんです。「地域の要望で作る学校だから、地元のためにもなりそうだな」と思って引き受けました。
- A子
- 学生にはどんなことを期待していますか?
- 先生
- やっぱり、患者さんの気持ちに寄り添える人になってほしいですね。医療の現場って技術だけじゃダメで、コミュニケーション力や人間力がすごく大事なんです。それがあれば、どんな場面でも活躍できますから。
全身麻酔下での手術 AOI国際病院
先生のリフレッシュ方法は?
- A子
- 先生、めちゃくちゃ忙しそうですけど、お休みの日は何をしてるんですか?
- 先生
- ゴルフしたり、家で韓国ドラマ観たりしてますね。辛い料理が好きで、妻と一緒に韓国料理を食べながらドラマ見てます。
- A子
- 先生が韓国ドラマ?意外です!
- 先生
- ハマると止まらないですよ(笑)。毎日観てます。他にも、近所の同世代の友達と飲みに行ったりするけど、みんな他業種で仕事を頑張ってる人たちだから話してて楽しいんです。
最後に、学生たちへのメッセージ
- A子
- では最後に、歯科衛生士を目指す私たちにメッセージをお願いします!
- 先生
- 勉強も大事だけど、いろんな人と関わる経験を積んでほしいですね。医療の現場では「人を知る力」が本当に必要です。そして、自分の体も大事にしてください。頑張りすぎず、楽しむことも忘れないでね!
- A子
- ありがとうございます!先生のお話、めっちゃ刺激になりました。これからもよろしくお願いします!
- 先生
- こちらこそ!いつでも相談に来てね。