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磨き方、12種類!? ― 眞田先生が語る「歯ブラシ形状」と“あなたの口に合った”磨きの流儀

ウンド毛は東京ドーム? 磨き方にも相性がある!

M子
今日のテーマはズバリ「磨き方」。歯ブラシは1日2回使ってるけど、正しく磨けてる自信、ゼロです。でも先生?あの……毛先の形で磨き方変えなきゃいけないの?
眞田先生
はい、あります。例えば、「ラウンド毛」という丸くなだらかな形状の毛先があります。
M子
ラウンド毛。なんか高級チョコみたいな名前ね。
眞田先生
例えるなら東京ドーム型ですね。面積が広く、全体的に汚れを巻き込んでくれるので、歯垢が溜まりやすい人におすすめです。
M子
へ〜!そんな毛先の形で変わるのね。
眞田先生
ラウンド毛を使うときは、2本の歯の間を30回往復するのが理想なんです。そして次の歯には“半分ずらして”また30回。
M子
30!?しかも1本ずつ!?それ、口の中がトレーニングジムよ。私だったら3本で心折れるわ。
眞田先生
でも、この繰り返しが精密で効果的な清掃に繋がるんです。

テーパード毛でポケットケアの奥義を習得!

M子
じゃあテーパード毛ってのも聞いたことあるけど、あれはどうなの?
眞田先生
テーパードは、先端がやや細く、歯周ポケットの中に入れやすい形状です。歯茎が腫れていたり、出血がある人にも向いています。
M子
なるほど。つまり「毛先の形」って、ただのデザインじゃなくて“戦略”なのね。
眞田先生
その通りです。用途に応じて、毛先を使い分けるんです。

まさかの12種類!?磨き方は学問だった!

M子
でも、さすがに磨き方ってそんなに種類ないでしょ?せいぜい2〜3種類よね?
眞田先生
実は、全部で12種類あるんです。
M子
じゅ、12……!?サラダバーのドレッシングより多いじゃないの!
眞田先生
そのうち、歯垢を落とすのが7種類、歯茎のマッサージ目的が5種類あります。
M子
マッサージって、歯茎にも必要なの?
眞田先生
はい。歯ブラシの横を使って「圧迫振動」を加えたり、歯茎の血流を促進するための磨き方もあるんです。
M子
あらもう、フェイスケアの次はガムケアって時代なのね。でも、12種類って…そんなに覚えきれないわよ。
眞田先生
実際は、お口の状態に合わせて部分ごとに使い分ければいいんです。例えば、前歯は一般的な方法、奥の歯はポケット重視で45度、みたいに。
M子
なるほど。全部に全力じゃなくて、必要なところに最適解って感じね。
眞田先生
はい、まさにそれです。

歯ブラシ8本使いはプロの証?

M子
ところで先生、歯ブラシ8本使ってるって前にお聞きしましたけど、同業者でそんな人います?
眞田先生
いません(笑)
M子
えっ!?歯科のプロでもいないの!?
眞田先生
話すと「出たー!」ってオタク扱いされます(笑)でも本当に、磨き方と歯ブラシは体感しないと分からないんですよ。
M子
いや……もう先生、歯ブラシ界のパフォーマーよ。私は今日から1本増やすところから始めるわ。